12/25(木) 4本目

愛知県立刈谷東高校


便所くん〜男だけの世界

                    作者:兵藤 友彦




*上演にあたって

 刈谷東高校は、生徒の約6割が不登校を経験しています。

 僕ら演劇部員も皆、不登校でした。そんな僕らにとって、

 「ひきこもってしまった人間がもう一度顔を上げ、
        外の世界へ出て行くことはどうしたら可能か」

 というこのお芝居のテーマは、本当に切実な問題です。

 切実な問題を扱っているからこそ、飽きっぽくて、あきらめ

 がちな僕らが、このお芝居には向き合い続けられるのかも

 しれません。上演を重ねるごとに演出も役者も変わっていきます。

 飽きっぽいから?いいえ。変化はテーマに対する理解の深化

 ゆえです。どうしても思いを伝えたいという願いの激しさゆえです。

 僕らの声はみなさんに届くでしょうか。

↑2008夏 大須七ツ寺共同スタジオ公演 DMより