作品「私の上に降る雪は」(青木 尚志作) 今回私たちが上演する作品は、詩人中原中也の物語です。そう言うと、大人の話のようですが、ほとんどの場面の中也は18歳で私たちと同年代の若者です。でも、今の私たちよりかなり早熟で、恋をして女性と暮らしていたり、詩について理想を語ったり友人と激論を交わしたりしています。後半では結婚し子供ももうけますが、やはり理想を追って喧嘩ばかりしています。 大人と子供が同居しているような、そんな中也と中也を取り巻く人々の生き様を通して、身近にあるしあわせについて感じてみたいと思います。皆さんにも届けば幸いです。 上演にあたって(裏話あれこれ) これまで私たちは、高校生が主人公の等身大の作品を演じてきました。今回のように実在の人物、それも大正末期から昭和の始めという、私たちの知らない時代を演じるのは初めてです。着物の着付けから下駄を履くこと、赤ちゃんの抱き方、初めてのことばかりでしたが、いろいろと勉強になりました。舞台の装置も、当時の雰囲気をどうやったら出せるのかといろいろ考えましたが、探してみるとお祖父ちゃんお祖母ちゃんの家に、木製の火鉢や衣桁などがあって、借りてくることが出来ました。(感謝m(__)m) 夏の大会を引っ張ってくれた3年生が受験を控えているため、主なキャストを1、2年生に変えての上演となります。あとは精一杯がんばるだけ! 応援してください。 学校紹介 ![]() ![]() |