C講座 〈伝統的演技の体験〉
講師:松浦豊和・妻倉和子・杵屋邦寿

【1日目】

【活動記録より】
<活動内容>
*「文七元結」を読み合わせ

*キャスト決め

*浴衣の着付け

*ビデオを見て研究

<感想>
・これから始まる練習にドキドキが停まりません。(不安・期待・・・・)
 厳しく優しい先生方の指導のもと、がんばりたいです!


  
【2日目】

【活動記録より】
<活動内容>
*読み合わせ・「佐野槌」「大川端」荒立ち・立ち稽古・立ち振る舞い・ビデオ鑑賞

<感想>
・ハードな一日でした。
 皆の口から「疲れた」の言葉しか出てきません。
 きっとこの山を越えたら私たちは成長しているでしょう。

・声と顔と姿。強くはっきりと喋る。ただそれだけさえも困難で自分が嫌になった。
 だがそれでは舞台が台無しになるので、乗り越えたい。

・ダメな所は強く叱っていただいて、それに対しての真剣さを求められた。
 俳優として扱っていただいている期待に応えられるよう、全力でがんばりたい。


【3日目】

【活動記録より】
<感想>
・今日は松浦先生に「佐野槌」のところを見てもらい、そこで僕は一つの壁に
 ぶち当たりました。それは自分のせりふの言い方です。
 先生が何度も繰り返して言ってくださったのに、僕はその言い方で言えず、
 先生にすごく怒られ練習部屋の外で、1人の時もあり、周りの人に協力してもらい
 ながら、言い方を練習しました。
 
 怒られた時は、ただ聞いているだけで、自分のどこが悪いのかが分かりません
 でしたが、邦寿師匠から助言をいただき、自分の悪い所を見つめ、何度も練習
 しました。

 リハーサルの時は、舞台の空気に押しつぶされそうになり、練習したとおりに
 演じることができず、ダメだしされました。

 夜の練習では、時間をとって2つの役を練習し、周りの人と協力してやっていました。
 
 最後の通し練習の時、一つ目の役は2つだめ出しをされ、二つ目の役のだめ出しは
 一つだけで、自分はその台詞の言い方が合っていたのかが気になり、先生に
 聞きに行くと、「よかったよ」とおっしゃられ、僕は生まれて初めてうれし泣きを
 してしまいました。
 
 僕は今日のことをずっと憶えていると思います。


【4日目】

【活動記録より】     

・はっきり言ってくださるところがよかった。

・たくさん叱られ、たくさん褒められ、貴重な経験をした。きっと、一生忘れない。

・自分の弱さ、演劇に対する思いの小ささなど、たくさんわかった。

・厳しいC講座を受けて上手になったなどとけして思わず、日々自分を見つめ精進
 したいです。

・最初は恐いイメージがありましたが、自分のしなければならない課題を教えてくださり
 自分はどこが足りないのかも教えてくださいました。本当によい経験になりました。

・とても勉強になりました。来年も来たいです。

・職業としての演劇を学べた!

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