学校紹介
岐阜県立岐阜農林高校は、創立１１３年の歴史と伝統を有する農業専門高校です。明治３３(1900)年創設の岐阜県農学校を前身として、以来今日まで岐阜県農業教育の中核を担ってきました。設置学科は、園芸科学科、動物科学科、食品科学科、流通科学科、森林科学科、環境科学科、生物工学科の７学科があり、「生産」「加工」「流通」「環境」「バイオテクノロジー」などすそ野の広い農業の各分野を学ぶことができます。
今回は7学科の中から上演作品である「R」の舞台、動物科学科について紹介します。動物科学では名の通り、動物についての専門的な知識を「酪農」「動物」「加工」の3つの専攻に分かれ、学びます。「酪農部門」では、乳牛の飼育管理を行い、産業動物の受精方法や意義について学びます。岐阜県内の農業高校で唯一乳牛を飼育している岐阜農林ならではの専攻です。この分野を学ぶために遠方からも多くの生徒が通っていて、中には実際に酪農を営んでいる人もいます。「動物部門」では、犬、馬、ウサギを中心としたセラピーに用いられる動物の飼育を行いながらアニマルセラピーについて学ぶと同時に鶏の飼育もおこない、市場や経費など生産農業について学びます。「加工部門」では、豚肉の加工や、アイスクリーム製造などの生産物の食用としての加工方法、保存方法について学びます。また校内販売所のうじょう君で生産した加工品の販売を行っています。そのほかにも「農業科学基礎」「生物活用」などの専門科目が存在し、専門分野への知識を深めています。